小さなクリニックながら、必要な機能を満たしています。素材感のある材料を用い清潔感があり豊かな表情のクリニックの内装デザインとしています。クリニックの諸室は待合室・2つの診察室・手洗いのみとなっています。院長室やスタッフルームは設けずに、諸室は十分な広さを確保し、シンプルながら使いやすい家具を配置しています。待合室の床や壁にはタイルを用い、ファサードやカウンター周りに温かみのある木材を用いています。小規模なクリニックなために部分的に高価な材料を用いてもコスト面では負担は多大とならず、印象的な内装を実現しています。またスケルトンからの内装設計では難しい室間の段差のない室内空間を実現しバリアフリーに配慮をしています。